この記事では50代女性がビジネスシーンで使えるジュエリー選びにプロの宝石鑑定士が同行した全工程をレポートします。
この記事を読むことで50代女性がビジネスシーンで失敗しないジュエリー選びがわかります。
50代女性がビジネスシーンでのジュエリー選びで失敗しないためには?
50代の女性がビジネスシーンでのジュエリー選びで失敗しないために下記の4点を考慮するといいです。
- 個性を活かして存在感を際立たせることができるジュエリーを選ぶ
- TPOに合わせられるジュエリーを選ぶ
- デスクワークの邪魔にならないジュエリーを選ぶ
- 仕事のモチベーションになるジュエリーを選ぶ
個性を活かして存在感を際立たせることができるジュエリーを選ぶ
ビジネスシーンで着けるジュリーは自分の個性を活かせるアイテムがいいです。アパレルの会社でない限り無難な服を選びがちです。そんなとき悪目立ちしないジュエリーをつけることで存在感を際立たせることができます。
個性を活かすジュエリー例
個性を活かすジュエリーをつけることでセンスのよさや信頼感、きちんとした余裕感がでます。
①個性的を活かすダイヤリング
まるで花の周りを蝶が飛んでいるような華やかなリングは人差し指に着けることで甘さを調節できます。指にまとわりつくようなデザインリングはスーツやパンツスタイルに合わせて印象にギャップをつくれます。
②個性を活かすピアス
地金だけの長く垂れさがるピアスは横顔を綺麗に見せてくれます。オフィスでは横顔をみられることが多いので、「横顔のきれいな人」として印象に残ります。耳元で揺れる優しい印象は信頼感にもつながります。
③個性を活かすネックレス
大小の資格が重なるネックレスは仕事ができる女性という印象を与えます。すっきりしとしたデザインで首元がシャープに見え、自己管理ができている女性に見えます。
TPOに合わせられるジュエリーを選ぶ
仕事、取引先との会食、パーティーなど多くの場面に使えるジュエリーを選ぶといいです。オフィスシーンでは目上の人、後輩、取引先と色々な人に会います。また格式の高い場所にいく機会もあるかもしれません。
どんなときでもマナーに沿って、堂々としていられるジュエリーを身に付けることで自信をもって会話をすることができます。
TPOに合わせられるジュエリー例
ビジネスシーンではTPOへの対応も評価のひとつです。場にそぐわない装いをすることで信頼を失うこともあります。逆に場にピッタリあったジュエリーをつけることで良識のあるきちんとした人という印象を着けることができます。
実際にTPOに合わせられるジュエリーを持っている方は「どんな場所に出ても臆することなくプレゼンや商談が自信を持ってできます。」とコメントしています。
①TPOに合わせられるイヤカフ
イヤカフやアクティブな印象がある反面、正装した場面では垢抜けたセンスの良さを表現できます。特にパールはどんな場にもしっくり合うので心配なく着けられます。
②TPOに合わせられるイヤリング
ダイヤ付きのパールイヤリングは控えめでありながら存在がでます。特に海外からのゲストに合う場合は日本で採れる真珠がいいです。海外の人にとって日本の真珠はあこがれなので、好印象となり会話もはずみます。
③TPOに合わせられる真珠のネックレス
真珠のネックレスはイヤリング同様、大人しくも華やかな印象になります。首回りにできるVラインはどのような洋服にも合います。顔周りが明るくなり親しみやすく感じるので、話しかけられる機会も増えます。
デスクワークの邪魔にならないジュエリーを選ぶ
パソコンと使うときやプレゼンをするときなど手を動かすシーンで邪魔にならないものを選ぶといいです。
たとえば、長いネックレスは座ったときに机にあたり音を立てることがあります。大きすぎるイヤリングは電話をするときに邪魔になります。
高さのあるリングだと机の角にあたりオフィスの器具にキズを着けてしまう可能性もあるからです。
デスクワークの邪魔にならないジュエリー例
①指にぴたりと張り付くようにデザインされたダイヤリング
写真のリングはリング自体に高さがなく、物にぶつかりにくいです。指馴染みがいいので長時間はめていてもストレスがありません。
②首元に収まるダイヤネックレス
首元に収まるダイヤネックレスはからだを前に倒しても机にぶつかることがないので邪魔になりません。
デスクワークの邪魔になるジュエリー例
大ぶりで胸より下にくるネックレスはオフィスには合いません。少し前かがみになるだけで机にあたるからです。ストレスにもなります。
仕事のモチベーションになるジュエリーを選ぶ
頑張ってきた自分への豪美として購入したジュエリーはさらなる仕事へのやる気を起こしてくれます。ジュエリーと服飾品(洋服やカバンなど)が違うのは流行りすたりなくずっと使えて、価値が下がらないことです。
服飾品よりも高価なため購入時にも勇気がいりますが、毎日身につけているとだんだん肌の一部のように大切なものになってきます。何よりもキラキラと輝くアイテムをみるだけで気分があがります。
仕事のモチベーションになるジュエリー例
①リボンデザインのダイヤイヤリング
リボンの形のダイヤイヤリングは耳元でキラキラと輝き、鏡を見るたびにテンションがあがります。仕事でいやなことが合っても、すぐに気持ちをリセットできるようなアイテムです。
②ダイヤのブレスレット
3列のメレダイヤがあしらわれたダイヤのブレスレットはデスクワークのモチベーションを挙げてくれます。手が動くたびに光り無条件に元気になります。
③大ぶりなダイヤのリング
モチベーションがあがる一番のポイントは高額品を買うことです。仕事をがんばってきたご褒美として高品質で好きなデザインのジュエリーを持つことでさらなるやる気がわてきます。
写真のようなジュエリーは自信と今までがんばってきた勲章のように見えます。
実際のお客様も「高額なジュエリーを買うとよーし!また働くぞ!」と一番のモチベーションになると話しています。
実際に50代女性がビジネスシーンで使えるジュエリー選びに同行した詳細を解説
実際に50代の女性がビジネスシーンで使えるジュエリー選びに同行した詳細を解説します。2024年4月18日に表参道のジュエリーサロンにて実施しました。
お客様はAさん。身長156cmのぽっちゃりさんで可愛い笑顔が印象的です。ご家族3人とお住まいで独身です。外資系の医療機器メーカーで秘書をされています。英語が堪能で海外からのゲストのアテンドをすることも。
お休みの日はヨガやエステに行ってセルフメンテナンスをされます。お仕事に情熱を持っていて、洋服やジュエリー選びもビジネスシーン中心です。
今回は新しいジュエリーを加えて気分を変えたいというご要望です。これまでお持ちなのは、ダイヤピアス、アメジストペンダント、ダイヤネックレスのベーシックなものです。
全体像を見る
最初に全体像を見てもらいます。今回はグレーパールピアス、ゴールドシェルピアス、ダイヤフープピアス、ダイヤブレスレット、ブラックダイヤネックレスの5点です。
今回はお手持ちのジュエリーに合わせて揃えてみました。第一印象はいかがですか?
全部好きな感じです!いくつも欲しいくらいです。
今回はビジネスシーンで使いたいという目的がはっきりしています。着る服、使うシーンが明確なので、揃えやすかったです。
さらに、どのような仕事内容なのか?会食が多いのか?プレゼンテーションはよくあるのか?部下はいるのか?など詳細がわかればわかるほど失敗しないジュエリーを揃えられます。
1点ずつ試着する
1点ずつ試着していきます。今回の商品の詳細です。
商品名 | 内容 | 値段 |
①グレーパールピアス | 和珠(日本の海で採れる真珠)9.5mmでかなり大きめ・グレーの光沢が美しい。ホワイトゴールドの台 | 98,000円 |
②ゴールドシェルピアス | 貝を平たくしたものにゴールドのふちを着けたもの・直径3センチ・大ぶりで個性的 | 110,000円 |
③ダイヤフープピアス | ゴールド台・直径5cm・ダイヤが細かく入っている・裏側にもダイヤあり | 180,000円 |
④ダイヤブレスレット | ホワイトゴールド台・手首に程よくフィット・ダイヤが1列並んでいる | 250,000円 |
⑤ブラックダイヤネックレス | ホワイトゴールド台・チェーンの長さ50cm・ダイヤとブラックダイヤでクロスのデザイン | 280,000円 |
グレーパールピアス
ベースのグレーの色に加え青みが強い9.5mmの和珠(日本の海でとれる真珠)でホワイトゴールドの台のピアスを試着します。
私、パールはもっていなくて1個ほしいなと思ってたんです。これはグレーですが、白よりグレーがいいですか?
パールのピアスは1個持っていると大活躍してくれます。Tさんのお肌の感じから白よりグレーの方が使いやすかなと思いました。着けてみてください。
顔の近くに来ると光りますね!顔色が一気に明るくなります。
髪もショートカットだからよくお似合いですね!
ビジネスシーンのジュエリー選びでは、目上の人(上司や取引先など)から好感が持てるものを選びます。パールのピアスは品の良い輝きが誰にも合うし、世界中の人がパールは好きなので1つ持っておくと重宝します。
ゴールドシェルピアス
ゴールドのシェルピアスを試着します。
こちらは大き目ですが、オフィスでも目立ちすぎませんか?
ゴールドの部分がつや消しと言って光を押さえた加工をしてあります。貝の部分はぴかぴかとは光らずおしゃれな感じなので変に目立つことはないと思います。
ほんとですね!ゴールドな部分が控えめでいいですね。着けてみると意外に大きさは感じないですね。
着けると印象が変わりますよね。Tさんは黒とか紺色のスーツが多いからこのくらい遊び心があってもいいと思います。
そうなんですよ。無難なものばかり選ぶと面白みがなくなるんですよね。
派手なものはオフィスにはよくないですが、センスのいいものはいいと思います。
Tさんのお手持ちのジュエリーはオーソドックスなものが多いので、アクセントととしてビジネスシーンでも浮かないピアスを紹介しました。
ゴールドダイヤフープ
ゴールドダイヤのフープピアスを試着します。
定番のデザインだけどやっぱりいいですね!
こちらは裏側にもダイヤが入っていてどの角度から見ても光りが見えるようになっています。試着してみてください。
オフィスよりTシャツとかカジュアルな服にに合いそうですね。
そうですね。Tさんはお顔が小さいからちょっと目立ちますね。こちらは候補から外しましょう。
試着してみてビジネスシーンで使えなさそうなものは候補から外します。実際に試着してみないとわからないので、いろんなタイプのジュエリーを着けてみます。
ダイヤブレスレット
ダイヤのブレスレットを試着します。
ブレスレットは前から欲しいと思っていました。
お手持ちのジュエリーにプラスするとコーディネートの幅が広がると思いました。着けてみてください。
かっこいいのと女性らしいのと両方ですね!相棒がいつも一緒みたいな感じで気分が上がります。
お仕事でパソコン使うときに机に当たらないかが心配ですが、いかがですか?
大丈夫そうです!
こちらは金具が二重になっていて落ちにくい構造になっているので、安心して使えます。
ブレスレットは落とすことを気にする方も多いので、構造上の説明も欠かせません。動く手元で邪魔にならないかの確認も重要です。
ブラックダイヤネックレス
最後はブラックダイヤのネックレスです。
ブラックダイヤって初めてです。
白いダイヤとのバランスがいいのと、お手持ちにはないタイプのデザインなので、目新しい感じがすると思います。着けてみましょうか。
見た感じは可愛いですが、着けると大人っぽいですね。先輩に褒められそう。
クロスのデザインは定番ですが、こちらは個性的ですよね。お手もちのダイヤのネックレスとあわせてもいいですね!
Tさんはネックレスを2本お持ちなので、デザインが被らないことと、目新しさを感じられること、既存のネックレスと合わせて使えるか?をチェックします。
最終決定したのはグレーのパールピアス
すべて試着してみていかがですか?
今回はまだ持っていないアイテムを加えたい気分です。ネックレスはいくつか持っているので、パールのピアスかダイヤのブレスレットがいいかなと思います。
そうですね。私はパールのピアスがいいなと思いました。パールは控えめでありながらも顔周りに華を添えてくれるので、毎日たくさんの人に会うTさんの印象付けを助けてくれると思います。
パールのグレーの輝きがレフ板みたいになって顔のトーンがあがりましたよね。ビジネスシーンのどの場面でも使えそうなので、これにします。
お客様の感想
最後までグレーのパールピアスにするかダイヤのブレスレットにするか悩みました。仕事上で人に会う機会が多いので、与える印象については普段から気にしています。
ブレ―のパールピアスを着けると自然に笑顔になって、メイクのノリがイマイチでもカバーしてくれそうなくらい輝きがありました。
50代になるとどうがんばっても肌も衰えてくるので、ジュエリーの助けを借りたいと思います。私にとってビジネスシーンでのジュエリーは戦闘服のようなもの。失敗なくいいアイテムに出会えてよかったです。
購入にあたりプロとして考えたこと
Tさんはお仕事で重要なポジションにいらして、向上心も旺盛なので、その個性を活かせるジュエリー選びに注力しました。
ビジネスシーンで自分をプロデュースするのも仕事の一つだと考えているので、使いやすさ、センスの良さ、周りに与える印象などを考慮して総合的にグレーのパールのピアスをおススメしました。
最後に
50代の女性がビジネスシーンでのジュエリー選びで失敗しない選び方は下記の4点です。
- 個性を活かす
- TPOに合わせられる
- デスクワークの邪魔にならない
- 仕事のモチベーションになる
失敗しないためには、どのような仕事内容なのか?会食が多いのか?プレゼンテーションはよくあるのか?部下はいるのか?など出来るだけたくさんの詳細を販売員に伝えいます。
カジュアルな場面ではこちらも参考にしてください。
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